このたび、全国農業新聞の「STOP鳥獣害」欄で、私が執筆する全6回の連載が始まりました。
連載のテーマは、
「地域ぐるみで取り組む鳥獣害対策」
です。
9月18日号を第1回として、10月23日号まで毎週金曜日に掲載される予定です。
第1回は「なぜ柵が突破されてしまうのか?」
「高価な防護柵を張ったのに、またイノシシに入られた」
現場で、こうした声を耳にすることがあります。
せっかく柵を設置しても、ワイヤーメッシュ柵の表裏が逆だったり、電気柵の電線が高すぎたりすると、十分な効果を発揮できません。
第1回では、現場でよく見かける「惜しい間違い」を取り上げながら、正しい設置・管理方法を学ぶこと、そして地域の環境に合った柵を選ぶことの大切さを解説しました。
柵は、張れば終わりではありません。
イノシシに「柵は突破できる」と学習させないこと。そのために、設置前の学習と設置後の維持管理が欠かせないのです。
行政・地域の皆さまにお伝えしたいこと
鳥獣害対策というと、柵の整備や捕獲頭数に目が向きがちです。
しかし、現場で対策を続けていくには、地域住民が正しい知識を共有し、自分たちにできることを理解し、納得して動ける体制をつくる必要があります。
今回の連載では、柵の設置方法だけでなく、無意識のえづけやひそみ場をなくす環境整備、ICTを活用した捕獲、若手の育成、地域のやる気を引き出す研修、マップづくりや集落点検による合意形成、対策実施前の下準備と維持管理まで、現場で得た知見を6回にわたって紹介します。
自治体で鳥獣被害対策を担当されている皆さまにも、地域への働きかけや研修を考える際の参考にしていただければうれしいです。
全6回の掲載予定
- 9月18日「なぜ柵が突破されてしまうのか?」
- 9月25日「ただ頼むだけでなく。自分たちにできることを。」
- 10月2日「立ち上がった若手農家たち」
- 10月9日「地域ぐるみの対策の第一歩 やる気の火を灯す」
- 10月16日「地域ぐるみの対策の二歩目 見て、納得する」
- 10月23日「地域ぐるみの対策の三歩目 対策の実践」
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👇第1回「なぜ柵が突破されてしまうのか?」👇
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https://shinbun.nca.or.jp/news-lists/41942202-d311-44f9-957d-bdb88a3c8dfc
鳥獣害対策は、柵、環境整備、捕獲のどれか一つだけで完結するものではありません。
地域の皆さんが正しい知識を共有し、「自分たちの地域は自分たちで守る」という思いを形にしていく。その進め方を、6回の連載を通してお届けします。



